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僕はギネス世界記録に認定され世界でいちばんになった。
今回は挑戦した経緯や過程をこのページに綴りたいと思います。
小学生からエンターテイメントに興味があった僕は図書室にあった『ギネス世界記録』をよく手にしていました。
あの分厚い本です。
信じられない記録から、くだらないけど凄い記録までさまざまな挑戦が掲載されており
図書室に行くと必ず手に取る本でした。
考えると、学校の中で唯一世界のエンターテイメントを感じることができたのがギネス世界記録の本だったのかもしれません。
14歳 中学2年から大道芸の道に足を踏み入れ、練習に打ち込む日々でした。
さまざまなジャンルの中で一際輝いて見えたものが現在メインショーで行っている『ローラーバランス』でした。
※ローラーバランス:円柱に板を乗せその上に乗るパフォーマンス
その頃から今まで16年間ショーのメインで演じています。
ギネス世界記録の話になったのは、ある年の夏パフォーマー仲間との些細な会話からでした。
さまざまな記録を読み漁り唯一今のスキルで手が届きそうなタイトルに挑戦することを決めました。
挑戦することに火をつけたもう一つの理由は
『20代として最後の挑戦は大きなもので締めくくり、次の30代へつなげたい』
という想いが強かったからです。
ギネス記録はさまざまな種類がありますが、大きく分けて2つ。
〇分間で〇〇を高く・多く・挑戦するというタイムトライアル
【個数や高さ、回数を競う記録】
〇〇を何分・何時間できたかという耐久
【時間を競う記録】
僕の挑戦する記録は後者でした。
The longest duration juggling three objects whilst on three rolla bollas
訳)ローラーバランスに乗り、その上で何分間ジャグリングができたか
・挑戦者がバランスを崩し落ちる
・ジャグリングを失敗し道具を地面に落とす
上記のどちらかになるまでのタイムを競います。
挑戦を決めてからは毎日欠かさず練習し、着々と目標のタイムに近づいていきました。
ゼロからの挑戦ではなく今まで続けてきたジャンルの挑戦だったことが近道でした。
『この記録に挑戦したいです!』とギネス記録へ問い合わせると数日後、挑戦するにあたって細かなルールが記載されたルールブックが届きました。
英語で書かれた膨大な資料だったので日本語訳をし、ルールを確認。
それは、使用する道具のサイズが決められていたのです。
今まで練習してきた道具より遥かに小さいサイズでした。
この差は想像よりも大きく、そもそも長く乗り続けること自体が難しいサイズでした。
しかし、ここで諦めると今まで頑張ってきたことが水の泡になってしまうし、なんとしてでも20代のうちに世界記録を取りたい!
という思いが強く、諦める選択肢はありませんでした。
『どうやったら安定して長く乗り続けることができるのか』
道具の材質、挑戦する環境、さまざまな試行錯誤を繰り返し、自分なりの答えを見つけ出しました。
長くなるので挑戦までの手続きや行程は割愛しますがここも大変でした…
挑戦当日、今まで経験したことのない感覚の緊張でした。
この挑戦は冷静でいないと確実にミスをします。
練習をしたい気持ちはありますが、耐久系の記録なので長くやりすぎると疲れて本番に影響が出てしまいます。
【 いざ本番 】
結果は….
32分20秒91
暫定記録を大幅に超える記録を叩き出し世界記録保持者になりました。
小学校の図書室から始まったこの物語。
とおい世界の超人たちが持っていたあの認定証が自分の手元にあります。
今まで頑張ってきたことが報われた瞬間でした。
夢を見る20代が終わり現実を見る30代に突入しましたが、いつになっても・何歳になっても夢を見続け、挑戦できる人間でありたいと思っています。
今回の世界記録への挑戦が、誰かの背中を押すきっかけになっていたら幸いです。
